FOURTEEN DAYS
「・・・じゃあ次の92ページの問3を・・・ 神崎さん」
今は数学。
数学の先生は相手の状況なんて構わず指してくるから好きじゃない。
今私は、猛烈な腹痛に襲われていた。
ってゆーのにあいつ、当てやがった!!!
「んと・・・・ わかりません・・・いて」
おなかを押さえながら返事をする。
せんせえ、見て気付いてよー・・・
「これくらい解けないならあなたも補習うけなさい」
ああもう、うざい!!!
「お前・・・ばかだなー・・って、大丈夫?」
樋口が後ろを向いて私をからかおうとすると、私がうずくまってるから驚いたらしく、途中から口調が変わる。
「大丈夫じゃない・・」