FOURTEEN DAYS
転入生なんて小学校以来だ。
自然と心がはずむ。
「入っていいぞ~」
すると、長めの髪をトップでおだんごにまとめ、ぱっちり二重のかなり可愛らしい女の子が遠慮がちに入ってきた。
うわ・・・
めちゃめちゃ可愛い。
「佐伯七菜(さえきなな)さんだ~。佐伯さん、自己紹介してください」
すると佐伯さんは、恥ずかしそうにうつむきながら小さく、でもはっきりと言った。
「えと・・・佐伯七菜です。よろしくお願いしますっ」