FOURTEEN DAYS
「なんで柚子はそんな静かにしてられんの!?
樋口だって(目立ってないけど)応援団じゃんよ!」
「かっこの中が余計です。」
そう、実は樋口も応援団。さりげなく。
雪紀にはああ言われたけど、私だってしっかり樋口をチェックしていた。
日に焼けた肌が目にまぶしかった。
・・・なんてね(笑)
必死で勝手ににやける顔を抑えていると、キーンという金属音と共に大きな音で放送が流れた。
「3年女子ー3年女子ー ダンスの練習を行いますので、校庭の真ん中に集まってください」
「あ、ダンスじゃん♪行こ!柚子」