自己実現~【本当の自分】【新しい自分】【思い出】~実験小説 (馬鹿と天才は紙一重)
あれ以降の掛葉は瞬く間にクラスの人気者となり、だけど私はと言えばあんな掛葉なんかと一緒になんていたくなかったから、虐めがなくなった代わりに一番大切なものを一つ失ったという感じで、そんな孤独な日々が続いていた。
だから虐めはなくなっても私には友達は出来なかった。
出来なかったというよりは、私は私達を虐めた連中、そしてそれを見て見ぬ振りをして全く私達に近付こうとしてくれなかった連中、そんな奴等なんかと友達になりたいなんて絶対思えなかった。
掛葉はそんな奴等とよく平気で一緒にいられるもんだ!
だから私の言う新しい友達とは互いの事を一切知らない新鮮な本当に本当の新しい友達。
でもそんな事を言ってしまうとそれはほぼ小学校が他校だった生徒に限られる。
ちょっと難しいかな…