いきば〜禁断の蕾〜(完結
「え?私だけって…」
蕾は心配そうに医者を見る
「神宮初騎君の事が気になりますか…?」
医者は、急に真面目な顔をして蕾を見た
蕾は、医者の顔を見上げ首を縦に振った
「どんな結果だとしてもですか?」
蕾を真っ直ぐ見据え
聞く医者
張りつめた思い雰囲気が漂う
少し戸惑う蕾
それでも、首を縦に振った
「現実とは、悲惨な物です」
医者は、念を押すように蕾を見た
「それでも知りたいです」
蕾は、医者を見て言った
ハァ
ため息を付くと、医者は話し始めた
「神宮初騎君は、生命は助かった」
医者の言葉に一瞬喜ぶ蕾
だが直ぐに
「ものの、意識が戻らない
戻ったとしても、何らかの障害が残る可能性が大きいです」
と続けた医者
蕾の表情は暗くなる
自分のせいで
初騎君が
蕾は自分を責めた
何であの時『死のう』なんて思ったんだろ
蕾は、頭を抱え泣き出した
「初騎君がここに運ばれて来た時は、助からないと思ったよ。
命だけでも奇跡だ」
医者は、慰める様に蕾の肩に手を置いた
がそれが更に蕾を責め起てた
蕾は心配そうに医者を見る
「神宮初騎君の事が気になりますか…?」
医者は、急に真面目な顔をして蕾を見た
蕾は、医者の顔を見上げ首を縦に振った
「どんな結果だとしてもですか?」
蕾を真っ直ぐ見据え
聞く医者
張りつめた思い雰囲気が漂う
少し戸惑う蕾
それでも、首を縦に振った
「現実とは、悲惨な物です」
医者は、念を押すように蕾を見た
「それでも知りたいです」
蕾は、医者を見て言った
ハァ
ため息を付くと、医者は話し始めた
「神宮初騎君は、生命は助かった」
医者の言葉に一瞬喜ぶ蕾
だが直ぐに
「ものの、意識が戻らない
戻ったとしても、何らかの障害が残る可能性が大きいです」
と続けた医者
蕾の表情は暗くなる
自分のせいで
初騎君が
蕾は自分を責めた
何であの時『死のう』なんて思ったんだろ
蕾は、頭を抱え泣き出した
「初騎君がここに運ばれて来た時は、助からないと思ったよ。
命だけでも奇跡だ」
医者は、慰める様に蕾の肩に手を置いた
がそれが更に蕾を責め起てた