いきば〜禁断の蕾〜(完結
しばらく神宮の人達を送り迎えをしていると、ある事に気付いた
『初騎』と呼ばれる少年の周りだけ空気が違う事
初騎には誰も近寄らない
と言うか自分から避けている様にも見えた
桜井は不思議に思った
だから初騎が一人で車に乗った時
聞いてみる事にした
「初騎様は何故いつも周りから離れているのですか?」
言って初騎の様子をバックミラーで確かめる桜井
一瞬の間を開け
「俺は不倫して出来た子供だから」
顔色一つ変えず
当たり前の様に言う
だが桜井には分かった
心の中では初騎は寂しがっている事
「そうなんですか…
そうだ、っちょと寄り道しませんか」
初騎は帰り道
桜井は、思い立つと返事も確かめずハンドルを切り
脇道へと入った
初騎は大して気にもせず外を眺める
桜井はそのまま車を走らせいつの間にか都会を抜け田舎の方へ
「ちょとじゃ無いのか」
初騎はそう呟いたが
怒っては居ない
それに此処まで30分ぐらいしか掛けてはいない
「初騎様、着きました」
桜井は、言うと車から降り外に出た
後ろの扉を開け、初騎を下ろす
初騎は、降りると辺りを見回した。
そこは本当に田舎だ
『初騎』と呼ばれる少年の周りだけ空気が違う事
初騎には誰も近寄らない
と言うか自分から避けている様にも見えた
桜井は不思議に思った
だから初騎が一人で車に乗った時
聞いてみる事にした
「初騎様は何故いつも周りから離れているのですか?」
言って初騎の様子をバックミラーで確かめる桜井
一瞬の間を開け
「俺は不倫して出来た子供だから」
顔色一つ変えず
当たり前の様に言う
だが桜井には分かった
心の中では初騎は寂しがっている事
「そうなんですか…
そうだ、っちょと寄り道しませんか」
初騎は帰り道
桜井は、思い立つと返事も確かめずハンドルを切り
脇道へと入った
初騎は大して気にもせず外を眺める
桜井はそのまま車を走らせいつの間にか都会を抜け田舎の方へ
「ちょとじゃ無いのか」
初騎はそう呟いたが
怒っては居ない
それに此処まで30分ぐらいしか掛けてはいない
「初騎様、着きました」
桜井は、言うと車から降り外に出た
後ろの扉を開け、初騎を下ろす
初騎は、降りると辺りを見回した。
そこは本当に田舎だ