いきば〜禁断の蕾〜(完結
「だってさっき『桜井なら大丈夫』って言ってたもん」

蕾は微笑む

「えっ!本当ですか」

なんだか桜井も嬉しくなった。


病院の入口を入ると
桜井は、病院の駐車場に入り車を止めた。

「蕾さん、歩けますか?」

桜井の問いに蕾は頷くと車から降りる

桜井は、それを確かめて

初騎を抱き上げると
車の外に出す

初騎は少し熱い。

急いで病院内へと入った

初騎の病室まで運ぶ

途中のナースステーション

先ほどの看護婦は初騎に気づいた。

「神宮さん!」

看護婦は、ナースステーションから駆け出して初騎を見る

「直ぐに先生を呼んで来ます」

言うと何処かへ駆け出して行った

桜井は、そのまま初騎の病室まで行くとベットに初騎を寝かせた。

「大丈夫かな」

蕾は心配そうに初騎を見る

「大丈夫ですよ」

言ってはいるが
桜井も心配そうだ。

初騎は、寝ているが苦しそうに顔を歪めている。


心配だ。


直ぐに先生は来た

「神宮さん!」

先生は、慌てて初騎を見る
そしてあっちこっち触って

「直ぐに検査だ」

言うと初騎を移動用のベットに移し
病室を出て行った
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