いきば〜禁断の蕾〜(完結
「また…私のせいで」
蕾は呟くと顔を落とす
もう
初騎君に迷惑かけないって決めたのに…
「蕾様…」
桜井は、どう慰めて良いやら戸惑う
「ほら、アナタも来て」
そんな様子を見て
看護婦は言うと蕾の手を引いた。
「え?」
蕾は、意味が解らなく聞き返す
「アナタも怪我してるんでしょ」
言うと看護婦は蕾を連れ病室を出る
「保険証持ってる?」
聞かれて蕾は
「鞄の中に…」
慌てて返事する
鞄は病室に置いて来た
「なら良いわ」
看護婦は、そのまま階段を降り
『内科』
と書かれた病室に入る
「矢口先生、ちょと見て貰えますか」
矢口と呼ばれたその先生はまだ若い先生だ
すでに帰ろうとして居たようだが快く引き受けてくれた
「名前は?」
ニコッと笑いながら聞いて来る先生
「神宮蕾です」
蕾が答えると先生は少し驚いて
「あぁこの前まで酒田が見ていた患者だね。」
笑いながら蕾を見る
「あの先生酒田って言うんですね」
蕾は『初めて知った』という風な顔をする。
「君の担当医師だっただろう」
医者は声を出して笑った
蕾も苦笑する。
蕾は呟くと顔を落とす
もう
初騎君に迷惑かけないって決めたのに…
「蕾様…」
桜井は、どう慰めて良いやら戸惑う
「ほら、アナタも来て」
そんな様子を見て
看護婦は言うと蕾の手を引いた。
「え?」
蕾は、意味が解らなく聞き返す
「アナタも怪我してるんでしょ」
言うと看護婦は蕾を連れ病室を出る
「保険証持ってる?」
聞かれて蕾は
「鞄の中に…」
慌てて返事する
鞄は病室に置いて来た
「なら良いわ」
看護婦は、そのまま階段を降り
『内科』
と書かれた病室に入る
「矢口先生、ちょと見て貰えますか」
矢口と呼ばれたその先生はまだ若い先生だ
すでに帰ろうとして居たようだが快く引き受けてくれた
「名前は?」
ニコッと笑いながら聞いて来る先生
「神宮蕾です」
蕾が答えると先生は少し驚いて
「あぁこの前まで酒田が見ていた患者だね。」
笑いながら蕾を見る
「あの先生酒田って言うんですね」
蕾は『初めて知った』という風な顔をする。
「君の担当医師だっただろう」
医者は声を出して笑った
蕾も苦笑する。