いきば〜禁断の蕾〜(完結
「二人共ぉ〜」

蕾は拗ねた様に言っう。



キーンコーン
カーンコーン



同時にチャイムが鳴り
みんな次席に着いた。

蕾も自分の席に座る

何で二人共信じてくれないんだろ

蕾は、そんなことを考えながら先生を見た。














下校時

蕾は、自分の席から立ち上がり
初騎の机に向かった

「初騎君帰ろ」

言いながら初騎の机の前に立った。

「ああ」

初騎も返事をして立ち上がる

でも蕾には、何と無く初騎の機嫌が悪い様に聞こえ

「何か怒ってる?」

顔を覗き込んで見る

「別に」

短く返してくる初騎

やっぱり機嫌が悪いみたいだ

「何怒ってるの?」

蕾は、自分のせいかなぁとちょと心配しながら更に問いかけた。

「別に」

それでも初騎は短くしか返してくれ無い

明らかに怒ってるじゃない

「う〜」

蕾は意味が分からなく、うつ向いた

「別に蕾のせいじゃない」

初騎は、言うと蕾より先に歩き出した

「本当?」

蕾は、慌てて初騎の後ろを着いて行く

「ああ」

初騎は短く返事すると、うつ向いた。


メールくれなかったことが気に食わないなんて



言えないだろ



< 225 / 248 >

この作品をシェア

pagetop