いきば〜禁断の蕾〜(完結
「しょ…昭一おじ様…」

蕾は、月明かりに照らされている人の名前を呼んだ

「俺の名前を覚えてるとは良い子だな蕾」

昭一は言うと蕾の腕を更に強く押しつける

「つっ」


痛い!


蕾は顔をしかめる

「アイツにそっくりだな」

呟くと昭一は、イキナリ蕾の唇を奪おうとした

「嫌!」

反射的に顔を避ける蕾


アイツって誰?


「っち何処までもソックリだな」

昭一は舌打ちし無理矢理でも蕾の唇を奪おうとする。


誰に?



怖い



蕾は、左足を思いっきり蹴り上げた。


「いっ」

顔をしかめる昭一

途端に手を押さ付けていた力が弱まる

蕾は、その隙にベットから抜け出し

自分の鞄に手を突っ込んだ

慌てて取り出したのは初騎の携帯

初騎の名前を選択し直ぐに決定キーを押す



トルルっ

[どうした!]

携帯を握って待ってたかの様に、直ぐに出てくれた初騎

「初騎君!助けっ…」

バシッ

蕾が助けを求め様とした

瞬間

昭一に携帯を取られ投げられてしまった。


携帯は壁に叩き付けられる

蕾は、再び昭一に押さえ付けられたてしまった。
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