いきば〜禁断の蕾〜(完結
「蕾様はどちらへ?」

桜井は、蕾が乗り込んで来無いことを疑問に思い
初騎に問いかける

「さぁな」

いつもに増してピリピリ為ている初騎

桜井は逆鱗に触れては悪いと黙ることにした。


「逃げられたよ」

急に困った様に笑う初騎

「はっ?」

桜井は、初騎の表情の変化と言葉に着いて行けず
生返事をしてしまった。

「蕾にさっ。
お詫びにキスしてって言いそびれた」

初騎は言うと
『勿体無かった』と言いたげに桜井を見た

「はぁそうなんですか」

桜井は、何て返したら言いか分からず
当たり障りの無い様に返す

「勢いに任せようと思ったんだけどもう駄目だな。」

ッチと舌打ちする初騎

桜井は、苦笑しかならそれを見ると

蕾が車に乗って来なかった理由が

少し分かった気がした。


そして自分の主の変わりぶりに少し微笑むのだった。


「桜井…少し行きたい所が有る」

初騎は急に真面目な顔をすると桜井に言った。














数分後

初騎が居るのは役所の前

「こんな所に何の用が?」

桜井は不思議に思い初騎を見た。

「真実の確認」

初騎は困った様に笑うと役所に入って行った
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