いきば〜禁断の蕾〜(完結
「あの子が全て変えたんだ
兄さんも僕も」
尚都は呟くと
蕾の部屋がある方を見上げた。
蕾、迎えに出てくれないなんて
どういうつもりだ
初騎は軽く不安に思いながら蕾の部屋の扉をノックし
ゆっくり扉を開けた。
途端に風に髪を揺らし微笑む蕾が目に入った
仕事の後なのかメイド姿の彼女を白いカーテンが包んでいて
まるで天使かと思った
「初騎君お帰り。
ここから見てたんだぁ」
ニコッと笑う蕾に
見とれてしまう初騎
「あのね、彩乃のお母さん私と彩乃が友達だって認めてくれてね…」
嬉しそうに言う蕾をイキナリ抱きしめる初騎
「何で迎えに来ないんだよ」
軽く怒った様に耳元で言う
「あれ?
拗ねてるの?」
意地悪く言うと顔を覗き込む蕾
「別に」
顔を反らす初騎
「こっち向きなよ」
蕾は言うと初騎の顔を掴んだ
そして自分の方に向けると
「帰ったらって言ったから」
呟き少し背伸びすると
自分の唇を初騎の唇に重ねた。
それは短いものだったが
初騎は凄く驚いて暫く固まる
「こんなこと玄関じゃ出来ないから」
恥ずかしそうに顔を赤くして呟く蕾
兄さんも僕も」
尚都は呟くと
蕾の部屋がある方を見上げた。
蕾、迎えに出てくれないなんて
どういうつもりだ
初騎は軽く不安に思いながら蕾の部屋の扉をノックし
ゆっくり扉を開けた。
途端に風に髪を揺らし微笑む蕾が目に入った
仕事の後なのかメイド姿の彼女を白いカーテンが包んでいて
まるで天使かと思った
「初騎君お帰り。
ここから見てたんだぁ」
ニコッと笑う蕾に
見とれてしまう初騎
「あのね、彩乃のお母さん私と彩乃が友達だって認めてくれてね…」
嬉しそうに言う蕾をイキナリ抱きしめる初騎
「何で迎えに来ないんだよ」
軽く怒った様に耳元で言う
「あれ?
拗ねてるの?」
意地悪く言うと顔を覗き込む蕾
「別に」
顔を反らす初騎
「こっち向きなよ」
蕾は言うと初騎の顔を掴んだ
そして自分の方に向けると
「帰ったらって言ったから」
呟き少し背伸びすると
自分の唇を初騎の唇に重ねた。
それは短いものだったが
初騎は凄く驚いて暫く固まる
「こんなこと玄関じゃ出来ないから」
恥ずかしそうに顔を赤くして呟く蕾