いきば〜禁断の蕾〜(完結
何とか終盤に差し掛かりススピーチをしている人が頭を下げる

最後に生徒会長らしい人が話しをして、入学式は終わった


〔一年生が退場します〕

アナウンスが掛って退場が始まる

ようやく番が来て蕾も体育館を出た。

「長かったね」

体育館から出たと同時に、蕾は溜め息を着き彩乃を見る

「あらそう?普通ですわよ」

不思議そうに蕾を見る彩乃

蕾は、驚いて彩乃を見つめた

教室に帰り先生の話を少し聞きくと
この日は直ぐに下校になった。

蕾は、彩乃に手を振り初騎の元に向かう

初騎は、何も言わず席を立ち上がり
教室を出ると階段を降りた

「初騎くん、入学式の時寝てたね」

蕾は、初騎に笑いかけた

「だから」

初騎は相変わらず冷く言い返す

「うん何でもない」

蕾は、少し寂しくなりながら
うつ向き玄関を出た

初騎は、用意されてあった車に乗り込む
蕾もそれに続き車に乗り込んだ

家に着くと直ぐに仕事が待っていた。

幼い頃とは違い、担当場所の面積も広くなった。

「ただいま」

蕾は、部屋に入り鞄を置く

耶夜の姿が見えない

まだ仕事中なのかな。

蕾は、そう思いメイド服に着替え廊下に出た。
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