いきば〜禁断の蕾〜(完結
初騎は、手を強く握り絞めた。
翌日
朝一で、初騎は蕾の掃除場所に向かった。
蕾は、ボーと窓を拭いている
どうやら初騎の存在には気付いて無い
初騎は少し躊躇し、足を止め蕾を眺める
目が赤い
昨日の夜は泣いていたのか
「…蕾」
初騎は、勇気を出して話し掛ける
蕾は、ビックっとして初騎をの方を見た
触れ合うお互いの視線
「あっ初騎君…昨日は」
困った様に苦笑いする蕾
「悪いな、昨夜は俺どうかしていた」
初騎は、いつもの冷たい態度で言う
「えっあっ…
うん嬉しかったよ」
やっぱり困った様に苦笑する蕾
嬉しいなら笑えよ
いつもの蕾の笑顔で笑えよ
初騎は、少し切なくなって慌ててその場を離れた
昨夜、蕾が泣いていたのは
きっと自分のせいも有るのかもしれない
何と無く
初騎はそう思った
さっきの苦笑い
確実に、俺はアイツを困らせている。
アイツに気を使わせてしまう
ならもう
近付か無い方が良い
俺じゃあ蕾の涙は留められ無い
初騎は、不意に天井を仰いだ
「らしくねぇ」
呟く初騎
翌日
朝一で、初騎は蕾の掃除場所に向かった。
蕾は、ボーと窓を拭いている
どうやら初騎の存在には気付いて無い
初騎は少し躊躇し、足を止め蕾を眺める
目が赤い
昨日の夜は泣いていたのか
「…蕾」
初騎は、勇気を出して話し掛ける
蕾は、ビックっとして初騎をの方を見た
触れ合うお互いの視線
「あっ初騎君…昨日は」
困った様に苦笑いする蕾
「悪いな、昨夜は俺どうかしていた」
初騎は、いつもの冷たい態度で言う
「えっあっ…
うん嬉しかったよ」
やっぱり困った様に苦笑する蕾
嬉しいなら笑えよ
いつもの蕾の笑顔で笑えよ
初騎は、少し切なくなって慌ててその場を離れた
昨夜、蕾が泣いていたのは
きっと自分のせいも有るのかもしれない
何と無く
初騎はそう思った
さっきの苦笑い
確実に、俺はアイツを困らせている。
アイツに気を使わせてしまう
ならもう
近付か無い方が良い
俺じゃあ蕾の涙は留められ無い
初騎は、不意に天井を仰いだ
「らしくねぇ」
呟く初騎