いきば〜禁断の蕾〜(完結
運転手は、バックミラーでそれを見て軽く微笑んだ
蕾は家に着くと
仕事の前に沙紀の部屋に行った
昨日の様に殴られる蕾
でも歯をくい縛り泣か無かった。
沙紀は、それが気に食わないらしく
いっそう激しく殴って来た
痛かった
泣きたかった
でも
蕾は、ひたすら我慢した。
今、決めたのだ
もう泣かないと
一人でも、強くなろうと
沙紀の、その行為は30分ほど続いた
沙紀の部屋を出ると、真っ直ぐ掃除場所へと向かった
窓を拭く蕾
「蕾ちゃん」
イキナリ後ろから声がして、蕾は振り返らず
「尚都君どうしたの?」
ニコッと笑って聞いた
話し掛けて来た声は尚都だろう
声が、尚都の物だった
振り向かずにも分かる
「今日、秀哉が此方まで来たんだ」
案の定、尚都だった
言うと蕾を見上げる
「ねぇこっち向いてよ」
と、蕾の手を握った
蕾が困って黙って居ると
「こっち向け蕾」
低く、命令口調になる尚都
もう抵抗する訳には行かない
ゆっくり振り向く蕾
「痣、どうしたの」
更に命令口調で聞く尚都
大方、秀哉に教えられたらのだろう
秀哉め
蕾は家に着くと
仕事の前に沙紀の部屋に行った
昨日の様に殴られる蕾
でも歯をくい縛り泣か無かった。
沙紀は、それが気に食わないらしく
いっそう激しく殴って来た
痛かった
泣きたかった
でも
蕾は、ひたすら我慢した。
今、決めたのだ
もう泣かないと
一人でも、強くなろうと
沙紀の、その行為は30分ほど続いた
沙紀の部屋を出ると、真っ直ぐ掃除場所へと向かった
窓を拭く蕾
「蕾ちゃん」
イキナリ後ろから声がして、蕾は振り返らず
「尚都君どうしたの?」
ニコッと笑って聞いた
話し掛けて来た声は尚都だろう
声が、尚都の物だった
振り向かずにも分かる
「今日、秀哉が此方まで来たんだ」
案の定、尚都だった
言うと蕾を見上げる
「ねぇこっち向いてよ」
と、蕾の手を握った
蕾が困って黙って居ると
「こっち向け蕾」
低く、命令口調になる尚都
もう抵抗する訳には行かない
ゆっくり振り向く蕾
「痣、どうしたの」
更に命令口調で聞く尚都
大方、秀哉に教えられたらのだろう
秀哉め