いきば〜禁断の蕾〜(完結
「蕾ちゃんお昼だよ」

尚都に言われて
時計を見ると、12時過ぎだった

ボーっとやってたので時間の流れに気付か無かった

そろそろ支度しなければ

「あっ本当だ」

蕾は、言うと尚都を食堂まで送った

「お昼から少し用事があって学校行って来るね」

食堂の前で尚都に伝える

「分かった」

尚都は、頷いて食堂へ入って行った。

蕾は、慌ててキッチンへ行き食べ物を貰うとそれを食べ

支度を整えると自室で初騎が食べ終わるのを待った。

しばらくくして

コンコン

扉を叩く音に

開けると初騎が制服で立っていた

「行くぞ」

一言言うと玄関へ向けて歩き始める初騎

「うっうん」

蕾も慌てて部屋を出た

当たり前なのだが
初騎が迎えに来てくれた事が嬉しい

玄関を出ると車が用意されてあった


扉を開ける運転手さん
初騎が乗り込み蕾も乗り込んだ

「初騎くん、制服なんだね」

蕾は、沈黙を破るかのように初騎に話しかけた

「当たり前だろ、着物で出たらおかしいと思われる」

初騎は、馬鹿を見る様な目で蕾を見た

確かに当たり前である

「そっかぁそうだよね」

苦笑する蕾
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