一生に二度の初恋を『あなたへ』
わたしになんか誰も見向きもしない。
わたしを見ても興味なさそうに過ぎていく。
世の中そういうものってことだよね。学校だってそうだもん。
見て見ぬ振りと気付かない振りが溢れかえる場所。
……なんか死にたい。
学校では何でか知らないけど虐められるし、担任は話は聞いてくれるけど助けてはくれないし、家族に虐められてるなんて言えないし、それに唯一の味方だったあの二人だって……。
親友の笑と、幼馴染みの尚。
何回も二人でいるのは見ている。
付き合ってるならわたしが邪魔しちゃいけない。
でも…告白ぐらいは……したかったな。
だってわたしの初恋、今もあいつのことが好きだから。
顔を疼くめて目を瞑り、沢山文句を心の中で呟いた。