sky candies
夏のはじまり
—今日も暑くて気怠い、そして独りの夜がやってきた。

…早く寝ないとな

時を刻む針はもうすぐ午前1時を指そうとしていた。

どうせ起きていても他愛の無いメールで時間が過ぎていくだけだ。

『ごめん、もう眠いから寝るね(>_<)

おやすみなさい★』

本当はこれっぽっちも眠くないけど、

何をするにもだるくなってくる。

夏の暑さのせいだよ、私は悪くない。

「はあ…」

誰もいないリビングに溜息だけが広がる。

もうほんとに寝ようかな。

よし、寝よう。

私はソファから立ち上がった。
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