Short Funny
タイトル未編集
公園のベンチに座って煙草を吹かしていると、スーツの上着のポケットがほつれているのに私は気がついた。


いつの間にか寂れた服装になってたんだな。


それだけ、自分の身形を気にかける暇もなかったってことか。


まあ、今の私には相応しいのかもしれない。


争いに敗れたのだから破れた上着が適当だろう。


奴らは今頃、発注や見積もりに東奔西走しているに違いない。


私の部下は顎でこき使われ、部下達は奴らに媚びへつらっているに違いない。



…僅差だったんだ。


私が緩慢だったと言われれば認めざるを得ないが…。
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