少しの後悔と少しの希望

「ねえ。あんた達なにしに来たの？」
耐えきれなくなった私は寝ている春砂くん以外に聞いた。

「は？言ったじゃねーか昨日。明日からお前ん家に住むって。」

「本気だったの？！私絶対嫌だから。帰れ！」
「まーまー。そんな怒んナッテ。これにはちゃぁーんとした理由があるんだから。和。」
理由…？お兄ちゃんのこと？

「お前の兄さん、竜覇さんから家に住んでできるだけ妹の近くにいてくれって言われたんだよ。だから俺らは家に来たってわけ。」
え？お兄ちゃんがこいつらを？
だいたいどういう関係なのよ…