少しの後悔と少しの希望

「じゃあ次は七岡さん！」

「はい！七岡 花音(ななおか かのん)です！菜音の妹です！あ、双子だよ！いっぱい友達作りたいからよろしくね！」

花音ちゃんか〜！元気で可愛い子だな♪

「えーと七岡さんの席はね、小里くんの隣ね！小里くん、いろいろ教えてあげてね」
先生、私に言ったのと同じの言ってる。本当先生面白いなぁ。

「それにしても七岡が2人いたらややこしいわね、じゃあ花音ちゃんと菜音くん！こう呼ぶわね。皆もそう呼ぶようにね〜あら、こんな時間。じゃあ先生は職員室行ってくるから適当に休み時間、とっといて頂戴〜」
そういうと先生はすぐに教室をでていった。

「七岡くん！わからないところがあったら遠慮なく言ってね！」

私は七岡くんに言ってから5人のもとに行こうとした。

「菜音。」

七岡くんに止められた。
菜音？どういうことかな。

「え？」

「だから菜音でいい。お前、名前」

「え、あ、うん。私は桜咲 菜花！よろしくね」

「おう。」

ん？おうだけ？えーなんかそっけないなぁ…
まぁ、いいや。5人のとこいこーっと


「……菜音くーーーん！」

すごい足音とともに七岡…菜音くんの周りに女子の人だかりができた。