陽の当たる場所

中学のときも俺には友達がほとんどいなかった。


「お前さぁ、俺以外の友達も作れよなー!」


「それができれば苦労しないっての‼︎」


「だよなー。はははっ」


春紀がいれば良いかな…程度に思っていた。


そんなある日、席替えをした。

そこで隣になったのは…穂花だった。


「えっと山口だっけ?よろしくね‼︎」


「え…あ…よろしくお願いします…」


「あはは!なんで敬語?あ、穂花って呼んでくれて良いよ‼︎雄大って呼ぶから」


この瞬間から俺は穂花のことが好きになった。

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