陽の当たる場所

「俺はなぁ『はい。わかりました』って言うような優しい奴じゃねぇんだよ？わかるか？」


「くぁ…っ」


こいつ…なんて力だ…？


俺を持ち上げてやがる…‼︎


くそッ…‼︎


「うっ…」


「はぁ…はぁ…、俺は…穂花をお前以上に愛してる‼︎だから…絶対に渡さねぇ‼︎」



結局、殴り合いになった。


そして、予想通りに俺はボコボコ。

でも…


『くそッ…穂花は…渡さねぇ…‼︎』


『チッ…離れろ‼︎…気持ち悪い‼︎」


『なら…穂花を…諦めろ…‼︎』


『ああ‼︎もう、わかったよ！あんな奴諦めなかったらお前みたいな奴がついてくんだろ⁉︎気持ち悪ぃ‼︎もうどうでも良い‼︎』


そう言って諦めてくれた。


ああ…くそ…超かっこ悪…。


「おいっ…雄大⁉︎大丈夫か⁉︎」


「はる…き…。お前…来るの遅すぎだって…ははっ…」


「笑い事じゃねぇって‼︎ちょっと待ってろよ⁉︎」


あー…意識が…。


やべぇ…、ごめん…春紀…

少し…寝る………。