陽の当たる場所

今日はいつも以上に緊張する。


『あれ』を伝えなければならないから。



「あ、穂花…ごめん、待ったか?」


「ううん!全然!」


中学の頃に比べるとだいぶ大人っぽくなったなぁ…なんて思っていた。


まあ、穂花はもう大学生だ。


確か、夢の学校の先生になるために教育大学に行ってるんだとか…。


そういや、穂花頭良かったなぁ…なんて思いつつ俺は決心をする。


「穂花…話があるんだ」

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