陽の当たる場所
第九章
穂花との結婚を許してもらってから数日。
もう、結婚式の日にちや、籍を入れる日などは決まってきていた。
これは、もう結婚式一週間ほど前の話。
「部長…、顔色悪いですよ…?」
「…あ、ああ…。最近、調子が悪くてさ…」
「病院に行ってみたらどうですか?もしかしたら病気かもしれませんし…」
「ああ…そうするよ…」
はぁ、最悪だ…。
結婚式一週間前だぞ?
ここで体調崩すとか…はぁ…。
俺は一応病院に行ってみることにした。
内心、行かなきゃ良かった…
そう、後悔することになるなんて。