陽の当たる場所

穂花はすぐ近くにいた。


「おいっ、穂花…ごめん‼︎」


「なに…が…よっ」


「全てのことに対してのごめん…。本当にごめん…穂花を頼っても良いですか…?」


「…‼︎…もちろんよっ‼︎」


涙で濡れたグショグショの顔で彼女は答える。


穂花は俺のことをこんなに思ってくれる。


穂花は俺のことを助けてくれる。


なあ、穂花…。


いつか…来世でも良い。


いつか、お前に恩返しをさせてくれないか…?


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