もう恋諦めました。
『…』

崚行は、何も言わず
ただ見ていた。

それが、私には
鋭い言葉よりも辛かった。

なぜなら、
あの頃の私は崚行が好きだったから。

崚行は、
いじめられてる私をいつも庇ってくれた。

ただ、
私をいじめてるのが崚行の友達だった。

きっと、罪滅ぼしのつもりなんだと思ってた。
< 17 / 115 >

この作品をシェア

pagetop