もう恋諦めました。
許せ難かった。

会いたくなかった。

しかし、
今や、こいつはクラスメイトなんだ。

「そんな睨まなくても…。
まだ、あのことを恨んでるのか」

あの頃とは変わらず、
端麗に整った顔。

それも、私が惚れた原因だった。

今は、憎くて仕方ないだけ。
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