もう恋諦めました。
「晴ちゃん、もう8時よ」

後ろから、
お婆ちゃんの声が聞こえる。

「うん、今から学校いくよ!」

時計を見ると、
ちょうど8時。

「やっば、遅刻する…」

スマホを手荒にバッグにしまい、
急いで玄関のドアを開ける私。

「いってらっしゃ~い」

お婆ちゃんが後ろで、
笑顔で手を振っている。

私も手を振りながら、走っていった。
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