もう恋諦めました。
「素直に、
話聞くわよって言えばいいのに」

私も口を開いて、
後ろにいる女子達を睨みながら言った。

「そんなこと思ってないわ」

…ツンデレかよ。

「数秒前に、言いましたけど」

「空耳よ。じゃあ。」

麗華は、
頬を赤く染めながら

教室から出ていった。
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