もう恋諦めました。
時間が、止まったような気がした。

そいつは、
笑顔で微笑みながらみんなに挨拶をする。

「おはようございます
朝からお手間を取らせて、申し訳ない」

整えられた黒髪を、
軽く触れて言葉を続けた。

「浅野 崚行(あさの りょうき)です」
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