学校1のモテヤンキーに気に入られた私【完】
「ゆっちゃん、大丈夫?」
彼はゆっくり私を離しながら聞いてきた。
『大丈夫。なんでここがわかったの?』
「ゆっちゃんの友達に聞いたから」
「ゆっちゃん!」
向こうから声が聞こえた。
『彩月』
彩月がこちらに向かって走ってきた。
「あたしが高澤くんに言ったの。ゆっちゃん探してたら囲まれてるところが見えて…早く助けてあげられなくてごめんね」
『謝ることないよ。助けを呼んでくれただけで嬉しいよ。さすが親友の彩月』
「うん!ゆっちゃんはあたしの親友だもん!」