ゴーインな彼女はおキライ?
こんなにあたしは… 


もろかったんだ…。 



今まであたしは、自分から告白して、つまんなくなったら、自分から別れて…。 


その繰り返しだった。 


今、彼らの気持ち、よ〜く分かった…。あたしは、最低の女だった。 


今ごろ気付いたよ…。





「リラッ!!!!」




…ぇ? 


愛しい人の声がしたと思ったら、いつの間にか…愛しい人の胸の中。 


「よかった…。」


裕は、それだけ言うと、あたしをぎゅう…力強く抱き締めた。 


そうしたら…また涙が溢れた。 


こんなに泣いたのいつぶりだろ? 

あたしは、子供みたいに大声をあげて泣いた。 


裕は、ずっと、あたしを抱き締めていた。
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