捕らわれる 〈課長と私〉 1
「俺と、真剣に付き合って欲しい。」

と言われ、課長の目を見ると、更に、真っ直ぐ
私を見つめてくる。


この先の欲望を思わず、期待してしまう。


私は、課長の瞳に捕らわれてしまう。


課長の甘い罠から抜け出せない。


そのまま、エレベーターで、
課長に腰に回された状態で、地下の駐車場に
向かう。


課長の車の助手席に流されるまま、
乗ってしまう。


ふたりを乗せた車は、夜の闇に消えていった。


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