私は天使と悪魔の子
私は今16才なため、千塚高等学院の2年生の転校生として入ることにした。
あ、ここで天使や悪魔のちょっとした豆知識!
悪魔や天使は14才から見た目の年齢が変わらなくなるの。だから、14才以降は《変化》っていう能力を使って自由自在に姿を変え、周りをごまかして生きてるんだ!
以上!天使や悪魔の豆知識!
まぁ、そんなこんなで、私はまだ16だからこのままで大丈夫でしょ
ってことで、私は今日から千塚高等学院に通う。
私の家は学校から少し遠いし、転校初日なので早めに学校に向かった。
目立たないように生徒が登校する時間ははずして、ね。
まず、職員室に向かった。職員室のドアを開けると、あるひとりの教師と目があった。すると、
「あ、転校生ちゃんかな?俺、君の担任の結城 啓祐(ユウギケイスケ)だよ。よろしくね。生徒たちにはケイと呼ばれてるからそう呼んでくれてもいいからね。」
その教師は近寄りながら早口で話した。
教師だが茶髪のちょっと長めな髪をしていて、クラスはユルいんだろうなと、感じた。
「じゃ、教室にいこうか。」
そういうと結城先生は素早く荷物を準備し、職員室からでてきた。
そして、しばらく歩くと2-Cとかかれた教室の前に止まる。
「君のクラスはここ。2-C。」
と言うと、ガラッとドアを開けて入っていった。
「お前ら~席につけ!転校生が来たぞ!黒影さんはいっておいで。」
私はゆっくりと教室に入って前を向いた。
『黒影美華です。よろしくお願いします。』
そういって軽く会釈した。
ザワッ
周りは一気にざわつき出した。
「なにあの子、メッチャかわいいじゃん。」
「かわいいってか、綺麗じゃね!?色っぽい!」
「レベル高すぎ…負けたんだけど。」
「お人形さんみたい、いーなー、私もあんな風になりたい。」
…なるほど、ね。
ここで、もういっちょ豆知識しときますね。
天使や悪魔っていうのは特別な存在なのは皆さんご存じですよね?
特別だからこそ、天使も悪魔もとっても綺麗なんです。
天使は[綺麗、美しい]という言葉が似合う、そんな感じです。悪魔は[色っぽい、妖艶]が似合う感じですね。どちらも綺麗で美しいんですが、悪魔は人を魅了させ、夢中にさせる雰囲気があると言われています。
容姿は能力の大小にも比例していて、能力が強い人ほど、美しいのは天使も悪魔も同じです。
で、私はちからがもっとも強いと言われているから、容姿はそれなり以上って訳。でも、そこまでじゃないと思うんだけどな?まだ、半人前だし…
っと、半人前っていうのは、悪魔や天使は18才にならないと一人前には認めてもらえないの。14才で成長は止まるけど、能力を操ることが安定するのがそのくらいだかららしいよ!これも、豆知識ねw
まぁ、そんな感じで私はまだ半人前だからそこまで悪魔の色香とかないと思うんだけどな?ま、いいや。