幸せいっぱい
雨のち曇り
放課後。
家に帰ろうとしていたら日向がチラチラと私を見ていた。
……?
不思議に思ってどうしたの?と聞きたいけれど、学校で近づくと迷惑か。と思い無視して帰ることにした。
…家でどうせ喋るし、そのときに聞こう。
「…モア吉は日向殿が好きなの?」
急にヌッと未羽ちゃんがでてきたので思わず叫びそうになる。
「…っ⁉」
日向殿…⁈
「そんなことないよ。ただの親戚…じゃなくて…家族?」
「家族?親戚?」
未羽ちゃんは複雑な顔をして首を傾げる。
…説明困るなぁ…どうしよう。
私が困った顔をして思わず俯いてしまったからかもしれない。
未羽ちゃんは私の口を両手で抑えた。
むぐっ…!ふぁひ⁈ひふひゃん。(なに⁈未羽ちゃん。)
すると未羽ちゃんはまっすぐに私をみて言った。
「今じゃなくていい。ゆっくりゆっくり時間をかけてモア吉のこと知っていきたいから…モア吉が今だっ!って思ったときにそういう大事なことは教えてくれるといいのだ。」
「……み…ぅちゃ…」
こんな友達ができて…よかったと思えた。
雨が上がると少し嬉しい。
少し曇っているけど、そんなのは気にならない。
水たまりにはまったって、水に濡れてローファーの革靴が少し縮んだって。
友達と一緒なら、何してたって楽しいんだ。
家に帰ろうとしていたら日向がチラチラと私を見ていた。
……?
不思議に思ってどうしたの?と聞きたいけれど、学校で近づくと迷惑か。と思い無視して帰ることにした。
…家でどうせ喋るし、そのときに聞こう。
「…モア吉は日向殿が好きなの?」
急にヌッと未羽ちゃんがでてきたので思わず叫びそうになる。
「…っ⁉」
日向殿…⁈
「そんなことないよ。ただの親戚…じゃなくて…家族?」
「家族?親戚?」
未羽ちゃんは複雑な顔をして首を傾げる。
…説明困るなぁ…どうしよう。
私が困った顔をして思わず俯いてしまったからかもしれない。
未羽ちゃんは私の口を両手で抑えた。
むぐっ…!ふぁひ⁈ひふひゃん。(なに⁈未羽ちゃん。)
すると未羽ちゃんはまっすぐに私をみて言った。
「今じゃなくていい。ゆっくりゆっくり時間をかけてモア吉のこと知っていきたいから…モア吉が今だっ!って思ったときにそういう大事なことは教えてくれるといいのだ。」
「……み…ぅちゃ…」
こんな友達ができて…よかったと思えた。
雨が上がると少し嬉しい。
少し曇っているけど、そんなのは気にならない。
水たまりにはまったって、水に濡れてローファーの革靴が少し縮んだって。
友達と一緒なら、何してたって楽しいんだ。