BLACK MoOn StaR
「... !...あ...り!...あんり!杏莉!!」
なに?これは夢?あの夢をまた見てるの?!いや、いや、嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
『いやぁぁぁぁぁあ!!!!!!』
私はベッドから飛び起きた。
「杏莉!大丈夫か!?何回呼んでも起きなかったから」
「大、丈夫。...って、は?」
......は?何回も呼んだ??
じゃああれは夢じゃない?
...よかった...。
一瞬出てきた冷汗が一気になくなった。
てか、時間!!!!12:48?!?!
朋が迎えに来てる!!!!!
「綺羅の馬鹿!起こしてよ!朋迎えに着てるじゃん!!!」
スマホを開くと朋から着信が25件着てた。絶対心配してるじゃん......。
「...へー。杏莉帰るんだ?......俺がいるのに帰るんだ??何で?」