チャンスの神はここにいる
楽しい大喜利も終わって
ブループラネットの出番。
私はステージをじっと見つめる。
軽やかに走ってマイクの前に立つふたり。
優しい王子様系 純哉君と
爽やかワンコロ系 亮平君。
「はいブループラネットですーって、あれ?沢井君じゃないの?」
「いやオレオレ」
「詐欺?」
「違うってー」
「お前いた?いやお前いいわー。さっき沢井君とやった方がウケてたもん」
「腹こわしてたんだもん許してー」
「ラッパのマークの飲んできた?」
「30粒ほど」
「臭そう」
「キスする?」
「……あとでね」
「するんかい!」
「舌入れていい?」
「話変えよう」
亮平君の不在ネタから始まり
いつものネタに走って行く。