チャンスの神はここにいる

楽しい大喜利も終わって

ブループラネットの出番。

私はステージをじっと見つめる。

軽やかに走ってマイクの前に立つふたり。

優しい王子様系 純哉君と
爽やかワンコロ系 亮平君。

「はいブループラネットですーって、あれ?沢井君じゃないの?」

「いやオレオレ」

「詐欺?」

「違うってー」

「お前いた?いやお前いいわー。さっき沢井君とやった方がウケてたもん」

「腹こわしてたんだもん許してー」

「ラッパのマークの飲んできた?」

「30粒ほど」

「臭そう」

「キスする?」

「……あとでね」

「するんかい!」

「舌入れていい?」

「話変えよう」

亮平君の不在ネタから始まり
いつものネタに走って行く。

< 265 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop