午後5時からのランデブー
1
早く終われ、早く終われ、早く終われ。
今日の帰りのホームルームはやけに長く、だけど全くもってどうでもいい内容ばかりでだんだんと腹が立ってきた。机を蹴り飛ばしたい衝動を抑えて先生を目一杯睨む。
だけど私の気持ちなんて先生には1ミリだって伝わらず、より一層話に力が入り出した。
クソったれ。
今の時刻は4時15分。通常であれば5分頃には終わっているホームルームが10分も延長している。いい加減終わってくれとイライラがさらに増す。
隣の席の美希はさっきから貧乏ゆすりが激しく机がガタガタと音をたてまっくいるが、コイツのイライラの原因は放課後他校の彼氏とデートが控えているからなので正直どーでもいい。
そんな時先生が「ところでお前ら、」なんて新しい話をしようとするもんだからとうとう堪忍袋の緒が切れた。美希の。
「マジで話長いんですけど!?どんだけ話すのよ!?ふざけんな!!あたしもー帰るから!!」
美希のそのセリフで皆もわらわらと動き出した。
今がチャンス。そう思い教科書をカバンに詰めようと、机の横に掛けてあったカバンを持ったとき横から飛び出してきた人にぶつかってカバンが落ちた。
「ごめーん!ちょっと急いでるから許して!明日ジュースおごるから!」
美希だ。
「ふざけんなお前!!」
叫んだけれどもう美希の姿は見えなくなっていた。あいつ帰る準備してやがったな。今の私にはカバンを拾う間も惜しいというのに。
急いでカバンに教科書を詰めてダッシュで昇降口まで走ると、そのままペースを乱さずに駐輪場まで走り自転車に乗る。自転車を出した時に後ろで大きな音がしたけど知るか。
現在の時刻は4時34分。通常は自転車で30分の距離。めっちゃ頑張って漕げば20分で着くはず。
間に合え、間に合え、間に合え、間に合え。
5時からのアニメ再放送に!!!!
[午後5時からのランデブー]
どうしても彼に会いたくて!!
今日の帰りのホームルームはやけに長く、だけど全くもってどうでもいい内容ばかりでだんだんと腹が立ってきた。机を蹴り飛ばしたい衝動を抑えて先生を目一杯睨む。
だけど私の気持ちなんて先生には1ミリだって伝わらず、より一層話に力が入り出した。
クソったれ。
今の時刻は4時15分。通常であれば5分頃には終わっているホームルームが10分も延長している。いい加減終わってくれとイライラがさらに増す。
隣の席の美希はさっきから貧乏ゆすりが激しく机がガタガタと音をたてまっくいるが、コイツのイライラの原因は放課後他校の彼氏とデートが控えているからなので正直どーでもいい。
そんな時先生が「ところでお前ら、」なんて新しい話をしようとするもんだからとうとう堪忍袋の緒が切れた。美希の。
「マジで話長いんですけど!?どんだけ話すのよ!?ふざけんな!!あたしもー帰るから!!」
美希のそのセリフで皆もわらわらと動き出した。
今がチャンス。そう思い教科書をカバンに詰めようと、机の横に掛けてあったカバンを持ったとき横から飛び出してきた人にぶつかってカバンが落ちた。
「ごめーん!ちょっと急いでるから許して!明日ジュースおごるから!」
美希だ。
「ふざけんなお前!!」
叫んだけれどもう美希の姿は見えなくなっていた。あいつ帰る準備してやがったな。今の私にはカバンを拾う間も惜しいというのに。
急いでカバンに教科書を詰めてダッシュで昇降口まで走ると、そのままペースを乱さずに駐輪場まで走り自転車に乗る。自転車を出した時に後ろで大きな音がしたけど知るか。
現在の時刻は4時34分。通常は自転車で30分の距離。めっちゃ頑張って漕げば20分で着くはず。
間に合え、間に合え、間に合え、間に合え。
5時からのアニメ再放送に!!!!
[午後5時からのランデブー]
どうしても彼に会いたくて!!