時空chained
土方さんの事だ、もう、切っているか....。

僕は団子の串を皿に置き、金をおいた。





「ごちそうさまでした。」





(うーん。とりあえず通りに行ってみよう)





しばらく歩いていると、何処からか子どものなく声がする。
どうしたんだろうかと思い、声のする方へ足を進める。

すると、一人の女の子が膝から血を流して泣いていた。


(あぁ、転けちゃったか。)




「うぇぇぇえん。痛いよぉー」





「大丈夫かい?ちょっと待っててね」





僕は懐から手ぬぐいを取り出し、近くの井戸の水で手ぬぐいを濡らした。
本当はヨモギがあればいいんだが。
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