時空chained

鬼の副長

それから少し時間が経ってしばらくすると襖の外から男性の声が聞こえた。

「居ますか？」


「山崎か、入れ」


（山崎さん？まだ、会ってない人だ）

山崎んという人が襖を静かに開けて部屋に入って来る。


山崎さんは部屋に入るなり土方さんの耳元で何かを話している。



（聴かれちゃマズいことかな）



そう思っていると、突然土方さんが笑い出す。
見たことも無いような、殺気混じった表情で。


「やっとか」


その一言だけ言うと何も言わずに静かに部屋を後にした。





「ようやく...ですか」



沖田さんが呟いた。

（私は関係ない。でも、気になる！）



「何がですか？」




「え？いやいや。所で甘味処にでも行きませんか？」




（思いっきり話、そらされた。何か隠してる）


あとで聞こうっと。