その一瞬さえも、惜しくて。

その後も気になっていること
沢山質問したかったのに

鳴瀬は冗談なのか真実なのかわからないような口調で
答えるだけだった。




でも、お昼にこうやって誰かと
一緒にいるのは初めてかもしれない。


って口に出す鳴瀬は
何だか嬉しそうだった。

僕の勘違いかもしれないけれど。

でも、それでも、
僕の方が嬉しかったんだ。





< 106 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop