その一瞬さえも、惜しくて。

「なんだよいきなり大きい声だして。」



「明日までの課題、教室に置いてきてた。
取りに行くから昇降口で待ってて!」



和真はばたばたと渡り廊下を
駆けていった。


と言うか、明日までの課題を
今日やるなんてことが僕には驚き。



僕は言われた通り、
昇降口で和真を待つことにした。


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