その一瞬さえも、惜しくて。

「あぁ、おはよ。」


確か、この女の名前は三枝。

前らへんの席に座っていて、明るい茶髪を
ちらつかせている。


そしてその隣にはショートヘアの
小林…だったかな。

いつも三枝に、ぴたっと
くっついているイメージしかない。



「ねぇねぇ!今日の放課後空いてる?」


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