その一瞬さえも、惜しくて。

兎に角、私とは何もかも違う人間
なんだから
関わることなんて一生ないだろう、

って思っていた。



でも、三年生にあがって
なぜか奴は隣にいる。



何で外ばかり見つめているんだろう。

って、そんな顔して私を見ているのに
気付いていた。


きっと、奴は優しい人間。



でも私は、永嶋輝に
これっぽっちも興味なんてなかった。


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