その一瞬さえも、惜しくて。
「あいつサッカーに一生懸命だし
友達も多くて、裏表無さそうだろ?
俺に会った時もいっつも爽やかに挨拶してくれるし、
男の俺から見てもあいつはかっこいいよ。」
そう言って、彼は奴の事を褒めたんだ。
「でも、友達なんかじゃない。
私の事からかってんだよ。」
「そうか?ひかりの存在にちゃんと向かい合ってる永嶋は
ひかりのこと変えてくれるんじゃないか?」
「なんでそんな事言うの?」