完璧上司は激甘主義!?
顔を合わせなければ気持ちの整理もついて、南課長のこと忘れられると思った。
でもそんなの無理な話だったんだ。
南課長と過ごした日々はたった数ヵ月間だけなのに、どうして?って聞きたくなるくらい私は南課長のことを好きになってしまったようだ。
そんなことを考えていると、未希は大きな溜息を漏らした。
「だったら頑張ればいいじゃない。だって頑張るつもりでいたんでしょ?」
「……うん」
「なら今は南課長のことは忘れて仕事に集中するべきだよ。……お客様の前でそんな顔、絶対にしちゃだめだからね?」
「分かってる」
最もな話だ。
たかが恋愛で仕事に支障をきたすなんてこと、あってはならないこと。
ましてやお客様は幸せ絶頂期なのだから、辛気臭い顔をするわけにはいかない。
そう分かっているから、毎日笑顔を取り繕って頑張っているつもりだ。
「それにさ、南課長のこと諦めずに頑張るならまずは仕事頑張らないと。……ずっと頑張ってきたんでしょ?夢だったんでしょ?企画を上げることが」
「うん」
夢だった。ずっと――……。
すると未希は満足したように笑った。
「なら答えは簡単!研修で多くのことを学んで仕事に生かして。恋愛も仕事も頑張りなさいよ。応援しているし、相談にならいつでも乗るからさ」
言い終えると、スッキリしたように未希はパスタを勢いよく食べ始めた。
でもそんなの無理な話だったんだ。
南課長と過ごした日々はたった数ヵ月間だけなのに、どうして?って聞きたくなるくらい私は南課長のことを好きになってしまったようだ。
そんなことを考えていると、未希は大きな溜息を漏らした。
「だったら頑張ればいいじゃない。だって頑張るつもりでいたんでしょ?」
「……うん」
「なら今は南課長のことは忘れて仕事に集中するべきだよ。……お客様の前でそんな顔、絶対にしちゃだめだからね?」
「分かってる」
最もな話だ。
たかが恋愛で仕事に支障をきたすなんてこと、あってはならないこと。
ましてやお客様は幸せ絶頂期なのだから、辛気臭い顔をするわけにはいかない。
そう分かっているから、毎日笑顔を取り繕って頑張っているつもりだ。
「それにさ、南課長のこと諦めずに頑張るならまずは仕事頑張らないと。……ずっと頑張ってきたんでしょ?夢だったんでしょ?企画を上げることが」
「うん」
夢だった。ずっと――……。
すると未希は満足したように笑った。
「なら答えは簡単!研修で多くのことを学んで仕事に生かして。恋愛も仕事も頑張りなさいよ。応援しているし、相談にならいつでも乗るからさ」
言い終えると、スッキリしたように未希はパスタを勢いよく食べ始めた。