完璧上司は激甘主義!?
「しかも潔癖症だったし」
弁当を食べながらも、つい笑ってしまった。
最初は信じられなかった。
だって私が知っている南課長は、平気で子猫のために木に登っちゃうような人だったんだよ?
そんな人が潔癖症だったなんて、すぐには信じられなかった。
でも一緒に仕事するようになってから、見えてきた姿に【南課長=潔癖症】の方程式は、見事に頭の中で作られた。
南課長のデスクは、毎日ほこりひとつないくらい綺麗に整理整頓されていたし、清潔感のある服装だし、同期の子がちょっと床に珈琲を零したら、驚くほどあからさまに嫌な顔をしたし。
だから南課長がみんなから『潔癖上司』って呼ばれている理由も、すぐに納得できたの。
そんな南課長を「好き」なんていう人は、誰ひとりとしていなかった。
むしろ女性社員からは嫌われている。
でもね、私は南課長の潔癖症を知っても、嫌いにはなれなかった。
むしろもっと好きになっちゃったんだよね。
だって潔癖症なのに、あの女の子のために木に登って猫を助けてあげたんでしょ?
そんな彼の一面を知って、嫌いになんてなれるはずがなかった。
弁当を食べながらも、つい笑ってしまった。
最初は信じられなかった。
だって私が知っている南課長は、平気で子猫のために木に登っちゃうような人だったんだよ?
そんな人が潔癖症だったなんて、すぐには信じられなかった。
でも一緒に仕事するようになってから、見えてきた姿に【南課長=潔癖症】の方程式は、見事に頭の中で作られた。
南課長のデスクは、毎日ほこりひとつないくらい綺麗に整理整頓されていたし、清潔感のある服装だし、同期の子がちょっと床に珈琲を零したら、驚くほどあからさまに嫌な顔をしたし。
だから南課長がみんなから『潔癖上司』って呼ばれている理由も、すぐに納得できたの。
そんな南課長を「好き」なんていう人は、誰ひとりとしていなかった。
むしろ女性社員からは嫌われている。
でもね、私は南課長の潔癖症を知っても、嫌いにはなれなかった。
むしろもっと好きになっちゃったんだよね。
だって潔癖症なのに、あの女の子のために木に登って猫を助けてあげたんでしょ?
そんな彼の一面を知って、嫌いになんてなれるはずがなかった。