完璧上司は激甘主義!?
土日は挙式が三組入っていて忙しそうだった。
さぞかし今日ばかりは、家でのんびりと過ごしているのだろうと思っていた私のスマホに未希から連絡が入ったのは、昼休みの時だった。
【ちょっと話したいことがあるから、仕事帰り会えないかな?】
その内容にもちろんふたつ返事で返した。
未希の話も気になったし、何より私も未希に相談したいことがあったから……。
「まぁ、聞いたのは私の方だけどさ」
そう言いながら未希はまたジョッキを手に持ち、ビールを飲み進める。
仕事帰りに待ち合わせをし、ついこの間斗真と行った居酒屋へ直行したものの、私の異変に気付いた未希はすぐに「どうしたの?なにかあった?」と聞いてくれた。
今日ばかりは未希の話を聞いてから自分の話を聞いてもらおうと思っていたものの、未希の優しい言葉にその決心は簡単にぐらついてしまい、ビールを注文して早々に南課長の話をしてしまった。
「さっきも言ったけど、意外だよね。あの南課長が迷いもせずに堂々と恋人の存在を、カミングアウトしちゃうとかさ」
「……うん」
さぞかし今日ばかりは、家でのんびりと過ごしているのだろうと思っていた私のスマホに未希から連絡が入ったのは、昼休みの時だった。
【ちょっと話したいことがあるから、仕事帰り会えないかな?】
その内容にもちろんふたつ返事で返した。
未希の話も気になったし、何より私も未希に相談したいことがあったから……。
「まぁ、聞いたのは私の方だけどさ」
そう言いながら未希はまたジョッキを手に持ち、ビールを飲み進める。
仕事帰りに待ち合わせをし、ついこの間斗真と行った居酒屋へ直行したものの、私の異変に気付いた未希はすぐに「どうしたの?なにかあった?」と聞いてくれた。
今日ばかりは未希の話を聞いてから自分の話を聞いてもらおうと思っていたものの、未希の優しい言葉にその決心は簡単にぐらついてしまい、ビールを注文して早々に南課長の話をしてしまった。
「さっきも言ったけど、意外だよね。あの南課長が迷いもせずに堂々と恋人の存在を、カミングアウトしちゃうとかさ」
「……うん」