完璧上司は激甘主義!?
先ほど運ばれてきた海鮮サラダを頬張りながら、未希は話を続ける。
「柄にもないというか、なんというか……。勝手なイメージだけどさ、そういうの苦手そうなイメージがあった」
「……うん、私も」
私も同じだった。
潔癖上司で厳しくて、会社では笑った顔なんて見たことなかった。
そんな南課長から勝手にイメージを作ってしまっていたのかもしれない。
南課長には恋人なんて存在していないんじゃないかって。だってそんな話、聞いたことなかったし。
「私ね、ホームセンターで聞いちゃってから、ちゃんと覚悟はしていたつもりだったの。南課長には恋人がいるって」
「うん」
「でも南課長ってば仮にも同じ職場の部下に対して、隠すことなく言っちゃうものだからさ。……なんか、無理かもって思えちゃって」
週末、ずっと考えてた。
南課長の話からみて、絶対ショーコさんと一緒に暮らしていると思うんだよね。
それってかなり親密な関係ってことでしょ?
「しかもあの南課長の恋人だよ?潔癖症で綺麗好きで、完璧主義者の南課長が好きになった人だもの。……こんなズボラな私がどんなに頑張っても勝ちっこないのよ」
「柄にもないというか、なんというか……。勝手なイメージだけどさ、そういうの苦手そうなイメージがあった」
「……うん、私も」
私も同じだった。
潔癖上司で厳しくて、会社では笑った顔なんて見たことなかった。
そんな南課長から勝手にイメージを作ってしまっていたのかもしれない。
南課長には恋人なんて存在していないんじゃないかって。だってそんな話、聞いたことなかったし。
「私ね、ホームセンターで聞いちゃってから、ちゃんと覚悟はしていたつもりだったの。南課長には恋人がいるって」
「うん」
「でも南課長ってば仮にも同じ職場の部下に対して、隠すことなく言っちゃうものだからさ。……なんか、無理かもって思えちゃって」
週末、ずっと考えてた。
南課長の話からみて、絶対ショーコさんと一緒に暮らしていると思うんだよね。
それってかなり親密な関係ってことでしょ?
「しかもあの南課長の恋人だよ?潔癖症で綺麗好きで、完璧主義者の南課長が好きになった人だもの。……こんなズボラな私がどんなに頑張っても勝ちっこないのよ」